ちいさなひかり

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豊島への旅~瀬戸内国際芸術祭 2016年秋期 を訪ねて~ 3日目

旅行3日目、豊島に滞在できるのもこの日が最後。
心残りのないようにと、朝から電動自転車を漕いで回ります。
とは言ってもゆっくり漕いでも1周2時間ほどですが。

まずは宿泊先から歩いて1分の「豊島横尾館」へ。
言わずと知れた横尾忠則の美術館です。
もし「豊島でオススメの美術館は?」と言われたら迷わず「豊島美術館と豊島横尾館をセットで行ってください」と伝えます。
「静」の内藤礼と「動」の横尾忠則、この2人の作品を島の東西に誘致したキュレーターの仕事に心からの敬意と拍手を送りたいと思っているほどです。
あらゆる点で違いを見つけられるこの2つの美術館が存在すること、それ自体が「アートにはあらゆる可能性がある」と示唆しているかのようです。

とここまで語りながら、撮影禁止のため写真はありません。
続いてはその隣にあるカフェ「てしまのまど」へ。
残念ながら満席でコーヒーは飲めませんでしたが、途中小腹がすいた時のためにと美味しいパンをいくつか買いました。
丁度この時展覧会「この島のこと」をやっていて、そこで拝見した短編映画がとても良かったです。
それは島で暮らす方々の「今」と産廃問題との闘いという島の「歴史」を映像化したものでした。
豊島が産廃問題で有名であることや予約制で有料の見学会があることは知っていましたが、正直「観光に来てまで…」という思いがありました。
しかし次に行くときは必ず申し込むつもりです。
島の歴史をしっかり学んだ時、目に映るすべてのものやアートが全く違ったものに見える気がします。

続いて反時計回りに島を回っていきます。
大竹伸朗の「針工場」。ここも撮影は禁止です。
大竹さんの多彩さを感じつつ、ここで「大竹作品スタンプラリー」3つ回った記念品の缶バッジをゲット!
これは宝物です。

ここから結構走って島の南西にある甲生地区へ。
山の中にある(近寄れない)Big bambuを観ながら「遠い記憶」へ。
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ここは珍しく撮影可で作品自体もフォトジェニックなので、みんなバシバシ写真を撮ってます。
そうそう、ぜひトイレに行ってみてください。
正面からでは見えない景色が見られますので。

続いては島の南側をぐるりと走って東側へまわります。
壇山沿いを走ると見えるオリーブ畑や瀬戸内海、のんびりとした景色と空気が実に良くて、電動レンタサイクルを借りて本当に良かったと思いました。
実は電動ではない普通のママチャリも貸しているようです。が、それはただの地獄の特訓です。
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このルート上にはアートの展示がありません。
案内標識も見当たらないし距離も長いので段々心配になりますが、基本1本道です。
ようやく「島キッチン」の脇に出たのでおご飯昼にしようと思いましたが、島キッチンは予約でいっぱい。
お隣のカフェもいっぱい。そこへたまたまじゃがバタ売りのお兄さんがやってきたので、それがお昼ご飯となりました。

ご飯を食べないとめげるタイプですが、気を取り直して豊島美術館の脇を通って「心臓音のアーカイブ」へ向かいます。
豊島美術館を見ると大型バスが何台も並んで周囲に人があふれかえっています。
セトゲー期間中ですから仕方ないのですが、これから行かれる方にはできるだけ人の少ない時を狙うことをお勧めしますが。。。

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「心臓音のアーカイブ」は島の北東、唐櫃浜(からとはま)にあります。
結構怖いです。ビビった心を目の前にある唐櫃浜で癒してください。
人々が思い思いに過ごしている素敵な景色に、時間の経つのを忘れます。

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夕方になってきたので急いで急いで「トムナフーリ」と「豊島シーウォールハウス」に向かいます。
どちらかといえば僕は「トムナフーリ」が好きでした。
森の奥へアートに会いに行く感じが。ただ、「超新星爆発が起こると光る」ということで、基本的にはほぼ間違いなく光るところは見られない。
ので、みんなしばらく作品を見た後はなんとなく満たされない気持ちで引き返していくわけです。
きっとそんな「満たされない気持ち」も含めて作品なのかもしれませんね。
ちなみにトムナフーリは撮影禁止ですが、ネットには結構画像がアップされています(^^;)
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今日で観光は終わり。明日は朝イチで帰路につきます。
次回は豊島旅行の感想と、これから豊島へ旅する人へのアドバイスを書こうと思います。

*この旅のカメラ*
前回記事と同じです(笑)


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by takahashikururin | 2017-04-23 22:43 | 写真 | Comments(0)

豊島への旅~瀬戸内国際芸術祭 2016年秋期 を訪ねて~ 2日目

今回は豊島への旅の2日目、とは言っても直島への旅の様子をお届けします。
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元々今回の旅は「豊島で暮らすように過ごす」が目的でしたが、民泊ヤマネのお母さんから「折角来たんだから直島も見てきなさい」の言葉に背中を押され、2日目は船で20分のところにある直島へ。
本村港に上陸した印象は「ギュッと詰まってる」感じでした。豊島よりも明らかに漁船も家も観光客も多くて、都会な感じ(笑)
早速近くにある「ANDO MUSEUM」と「家プロジェクト」を回ります。
が、途中とても気になったことがありました。
豊島では「小径」でしたが、直島は「門構え」です!
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個人宅なので勝手に撮って申し訳ないのですが、本当に美しいんです!
漆喰の白、焼杉の焦げ茶、そしてそっと置かれた植物の緑…どのお宅にも美を愛でる心が感じられます。
「家プロジェクト」で気に入ったのは「南寺」「はいしゃ」でした。内藤礼ファンとしては「きんざ」は外せませんが、予約制なので急きょ訪問した身としては仕方ありません。
「はいしゃ」では丁度「大竹伸朗スタンプラリー」を開催していました。
大竹伸朗作品を3つ回るとバッジが貰えるとのこと、がぜん燃え出します。
その足で今度はバスに乗って宮之浦エリアにある大竹伸朗の「I❤湯」を目指します(笑)

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直島へ行く方にはぜひ伝えておきたいことがあります。
「I❤湯」は穴場かもしれません!僕はほとんどの時間を貸し切り状態で堪能しました。
それはきっと「お風呂に入って鑑賞する」という特異な干渉方法にあります。
歩き回って汗だくの服を脱いで風呂に入ってからまた着るということが、多分旅行者にとってはハードルが高いのでしょう。
僕は気にしません(笑)

折角ここまで来たのだし…ということで今度は草間彌生の「赤かぼちゃ」を観に行きます。
思ってた通り!結構な人だかりで、みんな赤かぼちゃの中に吸い込まれて穴から顔を出して記念撮影。
人が途切れることがありません…この写真にもこっそりと1人写り込んでいますね。

この時点でお昼1時を過ぎたころ。
実は直島→豊島への船の最終便はなんと午前11:55なんです!
瀬戸内国際芸術祭のスタッフの方もそう言ってました…
ところが民泊ヤマネのお母さんは「ゆっくりしてきなさい」って言うんです。
これは島で暮らされている方だからこそ知りえることなのですが、「直島→宇野港→豊島のルートなら夜8時まで外出できるよ」とのこと!
ということでまだまだ時間はあるので今度はまたバスに乗って美術館エリアへ。
目的は…そう、草間彌生の「黄色いカボチャ」(南瓜)です。


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思ってた通り!結構な人だかりです(笑)
あんまり並んでるんで遠くから写真撮って終わりにしました。。。
帰りのバス停では後ろに並んでた外国人のカップルが僕のフィルムカメラを見て興味深そうに何か話しています。
つたない中学生英語で声を掛けると、彼がバッグから取り出したのは2台のニコンのフィルムカメラ!
一瞬で盛り上がりました(笑)
以前原宿でJohn Sypal氏に会ったとき、彼が僕のフィルムカメラを見て「Film Friend!」と声を掛けてくれたことがありましたが、このデジタルのご時世だからこそフィルムカメラ遣いは深い絆で結ばれている気がします。

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この後直島を出て船で宇野港に向かいましたが、歩き回った疲れが出てダラリと過ごしただけで夜豊島へ帰りました。
3日目は観光最終日、まだ回っていない豊島のアートスポットを巡ります。

*この旅のカメラ*
Nikon FE
Zoom Nikkor Auto 43-86mm F3.5
Fujicolor 業務用 100


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by takahashikururin | 2017-04-09 22:32 | 写真 | Comments(0)